大学院入試のタイプ(入試区分)

まず大学院入試の区分は、大きく分けて一般入試と社会人入試に分類されます。

【一般入試】
 所定の受験資格を満たしていれば誰でも受験が可能です。一般的な試験科目は、 @外国語 A専門科目 B面接または口述試験 で、外国語は複数の言語から1ヵ国語あるいは2ヵ国語を選択させたり、「英語」と指定したりする場合もあります。専門科目は1科目あるいは2科目を課す場合が多くなっています。

写真 【社会人入試】
 有職要件などを活かした受験で、一般入試に比べて学科試験の負担が軽い場合が一般的です。 試験科目は大学院によって異なり、社会人入試の呼び方も大学院によってさまざまです。 最も一般的なものは「社会人特別選抜」ですが、「社会人推薦入試」、「職業人特別選抜」などと呼ばれる場合もあります。




志望大学院の選び方とポイント

 大学院の専攻は大きく次の3つに分かれます。
1.人文科学系・・・文学、社会学、外国語、心理学など
2.社会科学系・・・法律学、経済学、経営学など
3.自然科学系・・・理学、工学、医学など

 まずは、大学名よりも自分のテーマにとってふさわしい指導教官のいる研究科を選ぶことが大切です。 社会人には仕事に直結するMBA(経営学修士号)や臨床心理士、税理士などの資格が得られる大学院が人気です。

 志望する大学院の決定にあたっては、まずその大学院の資料を集めましょう。 情報の入手先としては大学院案内の印刷物、予備校やサービス機関の利用、インターネットでの情報収集、大学院の進学相談会などがあります。

 また、直接大学院の入試担当者へ問い合わせてみることも大切です。その際、次の項目については必ずチェックしておきましょう。

@募集の有無 A研究科や専攻の種類 B開講時間帯 C出願資格 D出願期間
E試験日 F入試科目 G過去問題の公開の有無 H入学手続締切日 I学費