合格者からのメッセージ ― 大学院編 ―

愛知淑徳大学大学院 コミュニケーション研究科 心理学専攻 K.G さん

 私が大学院に進学し、臨床心理士を目指そうと思うようになったのは、大学で学んだことやボランティア活動で体験したことが大きく影響しています。私は大学生の時、発育障害の子どもや、児童養護施設で生活する子どもと長期にわたって関わってきました。そして、その関わりの中で「ふりかえり」を一番大事にしてきました。「子どもとどのように過ごしてきたのか、子どもの行動にどんな意味があったのか、自分はどんな気持ちだったのか」と、子ども達と過ごしたことを、過ごしっぱなしにするのではなく振り返ることで、子どもの変化や自分の内面で起こっていることに気付くことができ、人と人との「やりとり」から生まれてくるものを丁寧に味わうことで、気付かなかったものがたくさん見えてくるようになりました。今後は、今まで体験してきたことを、ただの体験で終わらせるのではなく、大学付設の心理臨床相談室などの臨床現場で活かしていけるよう取り組んでいきたいと思います。

中部大学大学院 工学研究科 工業化学専攻 K.Y さん

 私が大学院への進学を決意したのは、大学3年の時です。受験内容がランクアップする中で、非常に楽しく学んでいけ、実際に目で見て体験することが、私には吸収しやすい方法だったのです。中でも、「未知物質を明らかにする」「こうなる原因は何?」これを、つきとめる分析化学に興味を持ち、分析員になりたいと思い、夢に向かっています。学部生時代に学びきれない事が非常に多く、正直、そのまま社会に出ても通用する自分が想像できないのが現実です。本大学には、様々な分析機器装置が豊富にあり、環境は非常に良く、更にそれぞれの測定結果を解析する能力をつけ、装置の仕組み・原理を知る事により、メンテナンスも出来る様になります。ただし、それには積極的に動く姿勢が大切です。今後も、「全ては、自分の為に…」という気持ちで、どんどん吸収していきたいです。

京都文教大学大学院 臨床心理学研究科 臨床心理学専攻 S.S さん

 本格的な臨床心理学の教育・研究期間として全国で最も高い評価を得ているという評判と、大学を盛り上げていこうという先生方をはじめに大学関係者の方々の熱意に強く心を打たれ、迷うことなくこの大学院に決めました。先生方からの熱いまなざし、家族の応援、志を同じくする友人の励ましなど、多くの人に支えられ、感謝の気持ちをかみしめつつ、立派な臨床心理士になるべく精進する毎日です。

帝京大学大学院 経済学研究科 経済学専攻 A.T さん

 私が帝京大学大学院経済学研究科を志望した大きな理由は、税理士コースの存在でした。このコースは、税法に属する科目に関する研究により修士号を授与されると、税理士試験の税法に関する科目3科目のうち2科目の受験の免除を申請することができるものです。社会人として、毎日の仕事と税理士試験勉強との両立で大変だった私は、知人の勧めもあり、迷わず大学院進学を決めました。数ある大学院の中でも、帝京大学大学院経済学研究科は教授陣が充実しており、特に税法科目に関しては、現役の税理士を客員教授に招くなど、将来に税理士開業を目指す学生にとって大変役に立つと思います。試験対策としては、過去の試験問題を中心にして出題傾向を把握し、その上で、経済学については、基礎的なテキストを使いながら基本的な勉強を、また、英語については、辞書持ち込み可という有利な条件を踏まえて、英文解釈を中心に基本的な勉強をすればよいと思います。

東海学園大学大学院 経営学研究科 経営学専攻 H.U さん

 大学院の進学には2つの理由がありました。 1、幅広い知識の習得。  これからの税理士の業務を考えた時、今の主業務である経理事務の代行、税務相談、申請書類の作成だけでは職業的な価値が薄れ、税理士として生き残ることは難しいのではないか、今後はより多くの知識を持ち様々な角度から企業を分析し相談にのれる経営コンサルタント的な税理士が理想なのではないか、それには税務の知識以外の企業診断に関する基盤をしっかりと確立させたいという希望を持っていた。 2、税理士試験の免除。  修士号を取得し、審査で認められると税理士試験の会計項目の一部が免除される。  上記の理由より進学を希望していました。しかし実際には、税理士事務所での日常の業務に追われる毎日で、税務の実務的な知識以外には、勉強することはできないというのが現状だったのです。  ところが、大学時代に師事していた教授が本学にこられることが決定し、また、現在の税理士事務所の所長が進学に理解を示してくれたこともあり、仕事を辞めることなく進学することができました。進学を半ばあきらめていた私としては、非常にうれしいかぎりでした。  大学院へ進学を考えている方は、大学院は大学時代のような与えられる学問ではなく求める学問であること、目的がなければ大学院での2年間は、無駄に終わってしまう可能性が高いと言うことを踏まえた上で、進学を決定されるのが良いかと思います。

名古屋芸術大学大学院 美術研究科 造形専攻 K.A さん

 美術に携わる者にとって、より高度な技術や情報、精神を育成する場としても、自己の強い意思を可能にするためにも、大学院という場は重要だと思います。この大学の特長の一つでもある自由というものが、何をやるにしても、まず自分の力でやり遂げなければならず、そこに甘えや曖昧な気持ちは許されません。それが自分の糧となり、自己の思想に近づく道なのです。 自己の目指すものが高ければ高い程、やりたい事ができる環境は実に嬉しいものです。もちろん、そればかりではなく悩み過ぎて辛い時期もあります。そこで屈するわけにはいきません。自分が何をしたいのか、はっきり見えるまで時間はかかるが、自分に正直で目指していきたいと思っています。 やりたい事を自由にできるという事が、どれだけ難しく遠いものかを感じる事が色々な発見を招き、今後の自分に繋がっていくのだと思います。自分の目指すものが遠いと思うのであれば、必死に食らいついてもがいてみてください。

追手門学院大学大学院 文学研究科 心理学専攻 T.K さん

 「将来は何らかの形で心理的援助をしたい」という考えから専門的な臨床心理学の知識と技能を身につける必要があるのではないかと思い、進学を決めました。始まったばかりですが、同じ気持ちで取り組む同輩や暖かく指導して下さる先生方や先輩と有意義な大学院生活を送っています。この大学院は、臨床心理士受験資格第2種指定校ということもあって、実践的で内容の濃いカリキュラムになっており、専門家の養成に力が入っている熱心さが伝わり、学ぶ側としても嬉しく、また気合いが入ります。試験対策としては、過去問題をしっかり解くことが大切だと思います。また専攻科目によるのかもしれませんが、英語の力をつけておくことも勧めたいと思います。試験科目であることはみなさんご存知だと思いますが、大学院では英語の文献を読むことがありますから、プラスになることは間違いないです。それに加えて自分が何をしたいのか、どのようなことに関心があるのかを明確にした上で研究計画書を作成するなり、試験に臨むなりして欲しいと思います。みなさんの熱意や努力が結果となるよう応援しています。がんばってください。

関西福祉科学大学大学院 社会福祉学研究科 臨床福祉専攻 M.K さん

 私は短期大学の保育科から関西福祉科学大学に3年次編入学し、社会福祉を専門的に学びました。卒業後は就職の道も考えましたが、現在の自分でソーシャルワーカーとして社会において働いていけるのかと疑問を持ちました。そこで福祉に関する知識、技術をより現場に近づいて学ぶために大学院に進学することを決意しました。関西福祉科学大学大学院を選んだ理由は、学部が関西福祉科学大学だったということもありますが、社会福祉だけでなく、臨床心理や医療福祉についても学ぶことができるからです。そして何より、素晴らしい指導教授陣が揃っていたということがポイントでした。入試に関しては研究計画書が重要になってきますが、この時に自分の関心分野、問題意識が明確化します。これにより研究意欲も湧き、有意義な大学院生活を送れると思います。目的意識をしっかり持って進学すること、それが大学院での2年間を決定する重要ポイントです。

梅花女子大学大学院 文学研究科 人間福祉学専攻 Y.K さん

 私は大学で様々な視点から「福祉」を学ぶ中で、現代の社会において人々のライフスタイルは変化し、価値観も多様化してきたと思いました。そのような社会の中で福祉の専門家として人々の「自己実現」を支援していくためには、福祉のより専門的な知識・価値・技術を身につける必要があると判断し、大学院進学を決意しました。また、「人間福祉学」では福祉の働きかける相手を1人1人の個人としています。「人間」1人1人に対する視点からの「福祉」を学びたいと思い、それに関連した科目が開講されているから梅花女子大学大学院を選びました。 試験勉強について私の場合過去問がなかったので、小論文対策として「福祉」の専門分野の基礎的なことや自分の「福祉観」について文章をまとめるといった勉強をしました。そして大学院入試では試験も大切ですが、自分が何を研究するかといった目的やテーマ、興味などを研究計画書にきちんと書くことが必要だと思います。しっかりとした目的意識を持って進学すれば、有意義な大学院生活を過ごせるのではないでしょうか。

神戸松蔭女子学院大学大学院 文学研究科 A.M さん

 私が大学院への進学を決めたのは単純に言語学をもっと学びたいと感じたからです。学部時代に海外で言語学を学ぶ機会を得、その難しさと興味深さに惹かれたのがきっかけでした。院を目指そうと思い始めた時はたくさん資料を集めたり大学を訪問してはみましたが、先生方に相談する機会もあり、最終的には学部の頃から通い慣れたこの神戸松蔭女子学院大学の大学院に決めました。試験対策としては、ほとんどの問題は論述式で専門的ではありますが、基本的なものなので過去問題を解く程度でよいと思います。また英語の長文読解があるので英語力があるに越したことはありませんし、入学してからも英語は必須です。事前に院の先生方にコンタクトをとれば、自分とその大学院が合っているか確認が出来るうえにより的確なアドバイスをいただけると思います。すばらしい先生方に整った環境、言語学を学ぶうえでここは最高の場だと思っています。皆さんもそんな自分に合った大学院を見つけて下さい。

名古屋商科大学大学院 経営情報学研究科 H.O さん

 私は企業の情報システム管理やネットワーク管理の業務を経て、現在は情報システム開発の業務に携わっております。経営情報学研究科の特徴は、なんといっても基本から応用までの幅広い情報技術を実践的に学べる点です。実際に自らの手で端末やサーバーなどのコンピューターを扱い、ネットワーク機器の設定も行うといった勉強は、自学独習ではなかなか行えない事ではないでしょうか。様々な問題や課題を解いていく時、確かに苦労も多いのですが、自ら考えて行動し、失敗したらすぐに修正することを繰り返すうちに、経験から派生する問題解決能力が高まっていることを実感します。各個人が持つ開発技術を引き出し、それをまとめ上げる設計技術と、最終的にそれを業務に活かしていく情報活用の知識も非常に重要で、これもさらに経営情報学研究科が力を入れている点です。システム開発者の方も、経営やマーケティングなどの業務をされている方も、講義計画書を一度じっくりとお読みになれば、関心のあるテーマが湧いてくるのではないでしょうか。

日本福祉大学大学院 社会福祉学研究科 社会福祉学専攻 T.O さん

 私は、将来医療ソーシャルワーカーになることを目指しています。大学院の志望動機は以下2つあります。第1に、医療機関における患者さんやご家族の方々への援助活動を踏ふまえて、そこから見えてくる社会問題を分析し、解決方法を探り、それを理論化する。そして、時にはそれを外部へも発信できるような研究を現場から行える高度専門職を目指すため。第2に、専門分野に留まることなく、より広い視野で物事を見定める「目」を養うためです。試験対策としては、勉強以上に大切なものとして良き友人・指導教員の存在が大事ではないでしょうか。私自身大学院の試験前には、進学に対して自信が持てず、不安になりがちでした。しかしそんな中でも、友人に悩みを打ち明けたり、語り合うことでずいぶんと気持ちが楽になりました。また志望動機も試験前には揺らぎがちです。そんな時には、学部時代にお世話になった指導教員に相談しアドバイスを仰ぎました。そこで励ましをうけたり、研究計画書の内容の矛盾を指摘されることで、より志望動機が明確になっていきました。大学院生活をより充実させるためにも、「自分が何故進学してまで研究したいのか?」「それは趣味の範囲でやれることではないのか?」という基本的な問いを常に自問自答しつつ、目的意識を高めながら試験にチャレンジしてください。

関西外国語大学大学院 外国語学研究科 英語学専攻 J.C さん

 以前私は北京の大学で、2年間英語の講師をしていました。それが私に英語教育への興味を一層強いものにしました。英語は今の世界の中で一番よく使われている共用語です。ですから、世界の文化の違いを越えて、国と国とのかけ橋になるものと確信しています。さらに、そのかけ橋をつくるのも英語教育に他ならないと思っています。来日してから今日まで、英語教育の学習と研究を続けてきました。ちょうどその時に、関西外国語大学が英語と国際交流の活発なことを知り、実際にキャンパスを訪問し、自分の目で見た時、大学院を受験をしようと決意しました。私はこの2年間の大学院生活の中で英語教育における自分なりの研究を成就し、また世界の文化をもっと深く理解したいと思っています。そして、将来は英語教育を通じて国際文化交流の役に立ちたいと考えています。