編入学は、第二の大学入試
編入学とは、1年次からではなく、2年次・3年次といった中途年次から4年制大学に入学する制度です。 編入学試験に合格し、不足している単位を取得すれば、4年制大学卒業資格<学士>の称号が与えられます。
編入という制度は、すべての大学で実施されているわけではありません。募集内容もその年によって異なる場合があります。 しかし近年は、実施する大学が増え、「第二の大学入試」とも言われています。 短大・高等専門学校・専門学校からの編入学者数は平成25年度では9,245名にのぼっています。
また、4大生からの編入学者数が増えているのが、ここ数年の傾向です。これは大学が比較的入りやすくなったことが起因しています。 とりあえず入学できる大学に入り、それから希望する大学の3年次編入をめざすというルートです。
正しい情報の収集が成否のカギ
編入学では、特に情報収集が勝負になります。
たとえば、新設の学部・学科には、3年次または2年次からの編入定員を設置する場合があるので、要注意です。 昨年募集しなかったから、今年も募集しないとは限らないのです。
編入学については、一般入試に比べて情報量がまだまだ少ないのが実情です。 でも、この浸透しきれていないところがねらい目であり、チャンスとなるのです。
専門学校からの編入も定着化
編入学の新しい動きとして、専門学校(専修学校専門課程の修了者または修了見込者)からの大学への編入が、 平成11年度から認められました。これにより専門学校生も短大生同様に編入学試験を受けることが可能となりました。
ただし、専門学校生を受け入れるかどうかは大学側の判断ですが、 確実に受け入れる大学・学部が増えてきています。そしてこれまで多くの専門学校生が大学に入学しています。