大学院合格者からのメッセージ

 それぞれの夢に向かって、大学院を選んだ先輩たち。 ここにご紹介する合格者の皆さんからのメッセージは、 いま新たな一歩を踏み出そうとしているあなたにとって、 きっとたくさんのヒントを与えてくれることと思います。

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京都外国語大学大学院 外国語学研究科 異言語・文化専攻 M.Aさん

 私は、大学時代は英語教育を専攻し、日本語教育は副専攻として学んでいました。

 そんな私が主専攻を変え、日本語教育の広い領域の中で自分が研究したいと思える 分野を見つけたのは、大学3年次にアイルランドへ留学をしたことがきっかけでした。 留学中、現地の日本語補習校の講師として働いていた際、親の海外転勤などで アイルランドに渡ったたくさんの日本人の子供たちに出会いました。 平日は現地の小中学校で楽しく過ごし、ESLクラスで英語やほかの教科もしっかりと学んでいる様子を聞き、 ふと「日本に住む外国人児童の日本語指導や教育はどうなっているのだろう」と考えるようになりました。

 京都外国語大学大学院への入学希望した理由は、学部時代に日本語教育を主専攻として学んでこなかった私にとって、 実践に重視を置いている大学院が必要だと感じたからです。これから受験を控えるみなさんには、 受験前にしっかりと、自分を見つめ直し何を学びたいのか、 研究していきたいのかを考え、自分にぴったりの大学院で学ばれることを祈っています。




追手門学院大学大学院 心理学研究科 心理学専攻 S.Sさん

 私の大学院進学の目的は、臨床心理士資格を取得するためです。 また、関心を持っていた発達障害児のあり方を学びたいという理由もありました。 大学院では、より専門的な学びを得ることができます。演習授業では、心理検査の実施について学び、 実際の福祉機関で検査を取らせてもらうことや、地域支援心理研究センターで、セラピーのケースを担当する機会もあります。 病院での実習や学会の参加は、大学院ならではの経験だと思います。

 現在、発達障害児の小集団ソーシャルスキルトレーニングの効果に関する研究に取り組んでいます。 社会的認知能力の向上とコミュニケーションスキルの習得は、発達障害児にとって重要な課題です。 その支援方法として、ソーシャルスキルトレーニングがあります。 発達障害児が同年齢集団の中で、適切なコミュニケーションがとれるように支援をしていきたいと思っています。




関西福祉科学大学大学院 社会福祉学研究科 心理臨床学専攻 T.Sさん

 臨床心理士をめざし始めたのは中学生の時です。 その時から変わらずに同じ夢を追うことができ、今とても充実した日々を送っています。 この大学院をめざした理由は、実習での少人数のきめ細やかな指導に憧れたからと、新しい仲間や先生と出会ってみたいと思ったからです。 また、いろんな実習の機会や経験豊かな先生方がおられたからです。大学院生になった今、この大学院に入学できてよかったなと、あらためて感じています。

 学部生時代にやっていてよかった思うことは、「得意な分野をつくっておくこと」です。 興味はいろいろと移り変わりながらも、その時々で興味のある分野の本を読んでいたことが、 入試の時や今現在も、助けになっていると思います。

 大学院生にはさまざまな経歴の方がおられます。大学院にもそれぞれの特色があります。 どういう大学院に進学して、どういう研究をし、どういう臨床心理士になりたいのかを、あらためて考えてみてください。応援しています。




帝塚山学院大学大学院 人間科学研究科 臨床心理学専攻(専門職学位課程)T.Nさん

 本学は、実習科目が非常に多く、臨床心理士として必要な心理臨床実践力を身につけることができます。 また、長年心理臨床の前線を支えてこられた先生方や実践経験豊富な先生方から、貴重で新鮮な講義を聞き、指導も受けることができます。

 臨床心理学へは他領域から来られる方も多く、私も学部時代は教育学を学んでおり、 大学院の試験勉強は独学でした。専門科目は、まず過去問題を見て問題傾向を確認し、出題範囲は特に深く知識を蓄えました。 また、知識の定着のために、例えば「LMT」について5行程度で説明するなど、アウトプットの練習もたくさんしました。

 受験生の方は、私もそうでしたが、卒論との両立に悩んだり、勉強に嫌気がさしてきたりすることもあるでしょう。 そんな時は「臨床心理士になる!」という初心の気持思い出し、自分へのご褒美の時間を作ってリフレッシュし、ぜひ合格を勝ち取ってください。

 最後に、皆さんと本学で学び合えることを楽しみにしています。